DX推進応援!クラウド会計ソフト×ペイジーで税務業務を電子化しよう

はじめに

こんにちは。日本マルチペイメントネットワーク推進協議会です。

納税をする際、大金を持ってわざわざ銀行や税務署に出向いて納税手続き...というのは、できれば避けたいですよね。

本記事では「紙の納付書による窓口での納税」から卒業したい方、クラウド会計ソフトは使っているけれど使いこなせていない方、業務効率を上げたい方に向けて「源泉所得税」を例に、クラウド会計ソフトと電子納付サービス「ペイジー」を活用して、自宅やオフィスからスマートに税金の申告や納税を済ませる具体的な方法をご紹介します。

わかりやすく手順とメリットを解説しますので、ぜひご参考ください。

※2025年(令和7年)分の税務処理における注意点
令和7年度の税制改正により、基礎控除額・給与所得控除の見直しや「特定親族特別控除」の新設など、申告書の様式や控除の計算方法が変更されています。各クラウド会計ソフトはこれらの改正に順次対応していますが、手順画面の表示が本記事の内容と一部異なる場合があります。操作に迷った際は各ソフトの公式サポートページも併せてご参照ください。

クラウド会計ソフト×ペイジーはこんな人におすすめ

  • テレワークで税務業務の対応をしたい方
  • 税務業務をもっと誰でも簡単にできるようにしたい方
  • クラウド会計ソフトの機能をもっと知りたい方

クラウド会計ソフト×ペイジーとは?

クラウド会計ソフト×ペイジーとは、クラウド会計ソフトでの電子申告とe-Tax・eLTAXからのペイジーでの電子納付を組み合わせることで、税務業務の電子化や効率化が期待できるという考え方です。

会計・簿記の知識がなくとも、クラウド会計ソフトを利用することで誰でも簡単に税務署への申告書類を電子で作成できます。

また、クラウド会計ソフトでの電子納税に加えてe-Tax・eLTAXでの電子納税(ペイジー)を使うことでオンライン上でそのまま税務署へ納付ができます。これにより、銀行に行く手間を削減することが可能です。

さらに、税理士・会計士さんに任せがちな会計管理も自分たちでもっと簡単に閲覧が可能になるため、今までは「税理士さん(会計士さん)に直接聞かないと分からない...」という情報もすぐに自分で管理・閲覧することができ、業務効率アップが目指せます。

クラウド会計ソフト×ペイジーで実現できること

ペーパーレスで納付まで完結

紙の納付書や申告書類の郵送が不要!データで申告・納付まで対応可能です。

申告から納税までの時間を大幅短縮

仕訳・申告書の作成をクラウド会計ソフトが支援し、納税もペイジーなら手元のスマホやPCからすぐの納付が可能です。

業務の属人化を回避

特定の担当者や税理士にお任せしがちな納税関連書類作成業務・納付業務も、誰でも簡単にわかりやすく行うことができます。

手順解説(例:源泉所得税の納付の場合)

1. クラウド会計ソフトで電子申告をする

※事前準備としてe-Taxのアカウントを作成してある必要があります。作成方法についてはこちらをご覧ください。

freee会計の場合

freeeの場合は主にfreee会計(契約がビジネス以上のアカウント)、freee人事労務で2つのサービスを利用する必要があります。

  1. 給与データ → 源泉徴収額自動計算(人事労務freee)
  2. 会計freeeに反映させる
  3. 「電子申告」機能で申告書類を作成し、xtx形式ファイルをダウンロード
  4. 作成した申告書類をe-Taxの画面にて申請(マイナンバーカードまたは電子証明書が必要となります)

参考:freeeヘルプセンター|所得税徴収高計算書を作成する
参考:freeeヘルプセンター|freee申告での納税について

弥生会計Nextの場合

  1. 「手続き」→年末調整メニューにて、「電子申告データの出力」を選択し、書類を選んで帳票を作成・出力
  2. 書類の種類を選び、「電子申告データの出力」からxtx形式ファイルをダウンロード
  3. 作成した申告書類をe-Taxの画面にて申請(マイナンバーカードまたは電子証明書が必要となります)

※なお、源泉徴収票・給与支払報告書については、eLTAX対応ソフトウェア「PCdesk」用の電子申告データの出力にも対応しています。住民税関連の提出先が自治体となる場合はこちらをご活用ください。

参考:源泉徴収票/給与支払報告書の電子申告データを出力する|弥生給与 Next サポート情報

マネーフォワード クラウド会計の場合

今回紹介する3つのクラウド会計ソフトの中でマネーフォワードのみ、源泉所得税の申告においてxtx形式ファイルを直接作成することができません。
そのため、まずは「帳票一覧」の画面にて源泉所得税を確認し、その結果をもとにe-Taxのソフトを用いて申告書類を作成する流れとなります。

  1. 国税庁e-Taxソフト(Web版またはインストール版)を準備
  2. 「帳票一覧」→「所得税徴収高計算書」画面で、納付すべき源泉所得税の金額や人員などの詳細を確認
    ※この画面は提出用ではないため、画面に表示されている情報をメモするなどして控えておきます。
  3. e-Taxソフトにログインし、「所得税徴収高計算書」の作成画面に進む
  4. マネーフォワード クラウド給与で確認した内容(支払年月日、人員、支給額、税額など)を、e-Taxソフトの該当する項目に入力する
  5. 入力が完了したら、電子証明書またはマイナンバーカードを使って電子署名を行う

参考:帳票一覧の使い方|マネーフォワード クラウド給与使い方ガイド
参考:Q. 源泉所得税や住民税を納付する方法を教えてください。|マネーフォワード クラウド給与使い方ガイド

2. 書類作成後にe-Taxで電子納付

クラウド会計ソフトで申告書を作成したあとは、e-Taxソフトやサイトを使って納付を行います。
申告が完了すると、納税に必要な情報が表示されます。これを使って、ペイジー対応のネットバンキングやATMで税金を支払うことができます。

  1. クラウド会計ソフトで作成した申告書をe-Taxで送信
  2. e-Taxの「メッセージボックス」等で、以下の情報を確認
    • 収納機関番号
    • 納付番号(または納付区分番号)
    • 確認番号
    • 納付区分
  3. 銀行のネットバンキング、またはATMにログイン
  4. 「Pay-easy(ペイジー)」メニューから上記情報を入力し、納税完了!

また、e-Taxの具体的な利用方法・設定方法は前回公開したこちらの記事もぜひご参考にしてみてください。特にダイレクト納付については、一度登録すれば自動で納税ができるため大変便利です。

国税・地方税の電子納付ならペイジーが便利!e-Tax・eLTAXと併用して納税をスムーズに

まとめ

このようにクラウド会計ソフトで申告書まで作成し、e-Tax・eLTAXからペイジーで電子納付することで手間の多い税務業務を大きく効率化できます!

また、一部のクラウド会計ソフトでは納税までそのままできる機能を搭載しているクラウド会計ソフトもあります!(達人シリーズなど)
ぜひお好みにあわせて使いやすいクラウド会計ソフトを探してみてください。

わざわざ金融機関や税務署へ出向かず、快適な環境からスムーズに税務申告や納税できるのは大きなメリットです。
ぜひこの機会に、クラウド会計ソフト×ペイジー利用での電子納税の仕組みを取り入れてみてくださいね!


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活用ナレッジではIT導入補助金についての記事も取り扱っております。こちらもぜひご参考ください!

▶ IT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)についての記事はこちら